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kinari no design methodとは?
〚フレンチエレガントなリゾート感。 漆喰の白が描く柔かなフォルム。〛の つくりかた。

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    みなさんこんにちは。
    キナリデザインの多田です。

    普段の設計作業において、いったいどんなところに気を付けながら打ち合わせを進めてkinarino施工事例が仕上がっているのか、皆様のこれからのエクステリアプランのご参考になればと、ご紹介していきますね。

    第6回は、〚フレンチエレガントなリゾート感。 漆喰の白が描く柔かなフォルム。〛をお送りします。
    こんな気持ちの良いプライベートガーデンで、休日を満喫できたら素敵ですね。
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    こちらが南側からの全景パースです。
    デザインのポイントは2つあります。
    1つ目はスカイライン、です。車の名前???ではありません。
    高さのトップを水平方向につなぐとラインが浮き上がってきます。
    立面計画を進める上で、突出してしまってバランスが悪い部分がないかどうか、確認するためのものです。建物はボリュームある切妻屋根が特徴的ですね。そこに合わせて駆け上がっていくイメージで土留めの天端をステップ状に、目隠しスクリーンを つの出し(先が尖っている)に、と合わせていきましょう。
    2つ目は色彩計画です。建物のホワイト・ブラウンをエクステリアにも自然なバランスで組み込みます。一体感あるファサードに仕上がっていますね。
    外構設計・エクステリアデザインは常に建物とセットで考えるとうまくいくと思います。
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    こちらは南側の平面計画です。ガレージとプライベートガーデンが隣り合ったプラン。
    ガレージ廻りの外構計画のポイントは何といっても、車両の軌跡・取り回し、です。
    1台あたりの間口寸法と同じくらい大切なのが、前面道路の幅員です。
    今回の計画地は道路幅3.6m、狭小道路です。まずは平面図で出入りがどうなるのか、軌跡を書き込んでチェックしてみましょう。
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    こちらが南側道路の状況です。
    ここでお伝えするのは、、、道路側溝の切り下げ、でしょうか。
    道路はアスファルトの際に、写真のようにコンクリート縁石が入ります。断面がアルファベットのLになっているので、L型側溝と呼びます。他にU型、LU型などがあります。道路の雨水が敷地に入り込まないように10㎝の段差がついているのが標準仕様です。車で出入りするときに段差が気になることがありますね。道路側にステップを置くか、このように切り下げ型の縁石に交換するか、を検討しましょう。
    縁石をフラットなタイプに交換することを、切り下げる、といいます。
    土木事務所との協議が必要で、費用もしっかりかかりますが、ひとつの案として覚えておいて頂ければと思います。
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    車両の出入りを考慮して、ガーデンのコーナーは曲線状に計画することとしました。
    外構工事で曲線壁を作るときは、このように半割のブロックで下地を作ります。
    エスビックのレコムフラット、擁壁用の型枠ブロックです。通常は幅400㎜ですが、このように200㎜サイズを使うと綺麗ながカーブが描けますね。
    この写真からもう一つ、今度は法律のお話しです。建物を新築、建て替え等する場合、道路は4ⅿ幅を確保する必要があります。緊急車両(消防車など)が通れるように、です。今回の道路は幅3.6ⅿです。
    ですと、40㎝のセットバックが必要、となるのですが、ブロックは道路境界際で施工しています。
    セットバックしていませんね、、、なぜでしょう・・・
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    こちらは都市計画課、建築指導課などで閲覧できる都市計画図です。
    外構計画においても、必要に応じて、所管の行政にプランの相談にいくことがあります。
    出来上がってから、法律的にNGでした、、、では困りますから。
    都市計画の内容や、市街化区域内外、用途地域、地区計画等々必要な情報を確認しましょう。
    今回の南側道路、これは建築基準法上の道路、ではないんです。公衆用通路、の扱いです。結果、セットバックは不要なのです。ポイントは建築基準法上の道路かどうか、です。珍しいケースですが、こんなこともあるのです。無用なセットバックをして、お庭が狭くなってしまうといったことを防ぐため、エクステリアデザインにもいろんな知識が必要になってきますね。
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    と、いうこととで、道路境界一杯で計画した土留めブロック。天端には自然石の笠木をのせます。
    目的は?、立面を引き締める、水平ラインを強調することと、もうひとつは?そうです、壁面の汚れ防止です。天端に積もった汚れが雨で、壁面に垂れてくるのを防ぐことで、長く綺麗なエクステリアをキープできます。でもって、その笠木、もうひとつポイントがあります。なんでしょうか、、、、内側にすこーしだけ傾けることです。表側に水が垂れないようにする工夫です。
    ただ、条件によってできないこともありますので、担当のエクステリアプランナーさんに相談してみるのが良いかと思います。
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    プライベートガーデンの囲いが出来上がったところで、じゃじゃーん、ココスヤシの登場です。
    こんなに早いタイミングで植え込むのは珍しい、ですが、これにも理由がありますね。
    廻りを目隠しスクリーンで囲いますので、後からでは植込みが出来なくなってしまうのです。
    特に大ぶりなシンボルツリーを植え込む時は、タイミングに注意しましょう。
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    目隠しスクリーンを設置する前なので、ユニック車を使って、お庭のコーナーを狙って、希望通りの位置に植え込むことができました。まずは一安心です。工事中に植え込む時は水やりに気を遣うのが大切。
    職人さんに協力してもらって日々の水やりを行っていきます。
    建物の白い壁面にココスヤシのフォルムが映えてなんとも素敵ですね。
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    こちらは南側車庫の隣地境界取合い部分です。なにがどうなっているかというと、隣地の既存塀の基礎が浅くて、車庫の床より上に見えてきてしまっています。
    道路から敷地が高い場合、一部ガレージを掘削するとよく発生する状況です。
    今回は、内側からRC(鉄筋コンクリート)壁で補強する対応で進めます。
    こんな地面に隠れた部分でも外構工事の費用を左右する要因となりますので、できるだけ注意しながらエクステリアプランを進めることをお勧めします。
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    さあ、こちらはリビング前のテラス計画です。ポイントは2つ。1つ目は床高さの設定です。
    今回のようにリビングのフローリングと高さを揃える場合、建物基礎天端の通気層を生かすために、通気用グレーチングをセットする必要があります。建物際に下地コンクリートを施工してしまうと、床下の通気層を塞いでしまうので気を付けましょう。
    外構計画と建物との取り合いを丁寧に処理できるプランナーさんでしたら安心ですよね。
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    2つ目は仕上げ材の選定です。
    建物内部床と合わせるのか、建物外観に合わせるのか、で印象が変わってきます。
    今回はリビングの床タイル、サポナリアロックで統一することになりました。
    内部の落ち着いた印象を外部空間へ延長していきましょう。
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    外部のテラスフロアです。内部に合わせたサポナリアロック、綺麗に収まりました。
    階段もちょと変わっていますね。外に張り出さないようにテラス内側に計画、1段目はちょこっと腰かけられるように間口いっぱいに計画。ご家族の使い勝手をイメージした階段となりました。
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    さあ、南側プライベートガーデンに目隠しスクリーンが取り付きました。
    F&Fのマイティウッド タテイタスタイルです。ツノだしになっているので、南国チックな雰囲気を出せて正解です。天端がフラットだと、なんとなく和風なイメージになります。
    ちょっとした違いでイメージが変わってしまいますので、エクステリアのファサードデザインは慎重に、複数のプランを見比べながら決定するのがよいと思います。
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    雨や、夏の陽射しを防いでくれるテラス屋根、パーゴラも設置して。
    最近の夏の陽射しはとっても強いですから、天井カーテンは忘れずにつけて下さいね。
    今回はタカショーさんのSポーチを選びました。木目のラインナップがとても豊富なので、ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。
    地面は人口芝で覆われて、最高のプライベートガーデンに仕上がりました。
    ココスヤシの葉が落とす影もなんとも愛らしくて、ずっと眺めていたい気分になりますね。

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    たまには夜の現場にもお邪魔します。スポットライトの位置、向きを調整するためです。
    4ⅿほどの高木を下からライトアップするので、照度が必要です。
    リクシルさんの美彩シリーズにはSSPG1、2、3の3段階の照度が用意されていますので、照らす樹木にあった照明機器を選定するようにしましょう。
    スポットについては、迷ったらより明るいもの、を選んだほうが良いと思います。
    このあたりも担当プランナーさんとよく相談して決めていきましょう。
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    さて、お庭側が仕上がりましたので、今度はエントランス、アプローチに移りましょう。
    道路に接道させるために、長細い、通路のような形状となっていることから、旗竿形状、とか、敷地延長、と呼ぶ土地形状です。
    距離があるときのポイントは、左右に、、、、です。
    どストレートに一直線!は最短ルートでコンパクトに収まりますが、少し苦しい雰囲気になってしまうことがあります。
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    こんな感じの敷地延長部分です。接道幅は基準法で必要な最低限2m、とすることが多いのでこんなに長細い形状となります。動線を左右に振るようにプランすると、どんな感じになるのでしょうか。
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    アプローチのイメージパースです。玄関のある左側をまっすぐに進むのではなく、ポスト廻りで一旦右側にアプローチを振ります。中には入って、また左に戻すとこんな雰囲気の小径が出来上がります。
    植栽のスペースもしっかり確保してゆったりなエントランスを目指しましょう。
    床にも壁にもナチュラルな自然石を使ってリゾート感を持たせたスタイルです。
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    こちらはぐっと落ち着いた印象に。
    直線の飛び石風の土間コンクリートにシックグリーンなボーダーストーン。
    形は一緒でも選ぶ素材によって全然印象が変わってくるのが分かるかと思います。
    建物外観や、方角なども考慮して外構計画を考えるとよいですね。
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    アプローチサイドの植栽帯です。
    手前にチャメロップス、奥には銅葉のドラセナです。
    なんとも動きのあるフォルムに、朝・夕の行ってきます、ただいま~、がとっても楽しくなりそうですね。最近は温暖化で夏の暑さがきつくなっており、植物もオージー産などが多く出回り始めています。
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    最後に、忘れてはいけない、玄関前の目隠しです。
    今回は玄関ポーチ前にお向かいの窓、エアコンの室外機がありました。
    このような敷地周囲の状況も外構計画に盛り込んでおくことがおすすめですよ。

    kinari no design method 〚フレンチエレガントなリゾート感。 漆喰の白が描く柔かなフォルム。〛の つくりかた。
    いかがでしたか?これからエクステリア、外構工事を計画される皆様の、少しでもお役に立てれば嬉しいのですが。
    では、皆様にお会いできることを心待ちにしております。

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